骨盤臓器脱に対してお腹に傷がないV-NOTES手術
V-NOTES手術とは?
V-NOTESとはVaginal Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgeryの略語で、腟などの自然の穴を用いて行う腹腔鏡です。腹腔鏡を用いて手術行うのですが、腟からのアプローチなので、通常の腹腔鏡とは異なりお腹に傷ができません。元々は婦人科領域から発展したものですが、最近ではウロギネ領域でもV-NOTES手術は行われるようになってきました。
V-NOTES手術の特徴は?
腹腔鏡を行うにも関わらず腹部に創がないのが特徴です。さらに通常の腹腔鏡と比べると術後の痛みが少ないという特徴があります。
V-NOTESによる骨盤臓器脱
V-NOTESによる骨盤臓器脱手術は、基本的に腟からの内視鏡で子宮と卵巣を摘出します。そしてメッシュを使用しない方法で骨盤臓器脱手術を行います。V-NOTESは体の負担が少ない有用な手術ですが、全て患者さんに向いているわけではありません。どのような患者がV-NOTESによる手術が向いているかは担当のウロギネ専門医にお尋ねください。