排尿日誌とは??
排尿時刻と排尿量、さらに尿失禁の状態などを記録することにより、排尿状態や尿失禁のタイプをおおよそ把握することができます。また排尿のパターンを知ることは排尿ケアを考えるうえで大変役に立ちます。
*排尿日誌の記録は難しいものではありません。
*専門医の診断の助けともなりますので、定期的な記録を心がけてください。
*3日間程度の記録が望ましいですが、難しい場合は1日のみの記録でも構いません。
*排尿量の測定は、目盛り付き紙コップ、採尿器などで行います。
*尿取りパッドに失禁があった場合は、ぬれたパッドの重さをはかり、乾いたパッドの重さを引いて、排尿量としてください。
排尿日誌の使い方
尿量、尿切迫感、尿もれの量、回数などを記入します。
1.尿量:
トイレで排尿した時、尿の量を量って記入してください。
2.尿切迫感(我慢のできない尿意):
それまで何もなかったのに突然 トイレに行きたくなり、がまんすることが難しい症状があれば○印をつけてください。
3.尿もれ:
尿がもれた場合 は○印をつけましょう。漏れた原因を以下を参考にメモ欄へ記録しましょう。
尿もれ量の量り方を参考にして、パッドの重さを量った時は重さを記入してください。
尿もれ量の量り方(パッドテスト)
(尿もれ後のパッドの重さ) - (もともとの パッドの重さ)= 尿もれ量 (g)
4.飲み物の量:
飲み物の量の目安を参考にして、飲んだ飲み物の量を記入してください。
飲み物の量の目安
(A)コップ(高さ 約8.5cm):約180ml
(B)湯呑み(高さ 約6cm):約120ml
(C)コーヒーカップ(高さ 約6cm):約120ml
(D)マグカップ(高さ 約7cm):約200ml
(E)汁椀:約150ml