鈴木史医師が中枢気道狭窄を有する小細胞肺癌に光線力学的治療を行った1例を論文報告!

亀田総合病院、呼吸器内科の鈴木史医師が、「Efficacy of photodynamic therapy combined with a guide sheath method concomitant with chemotherapy in a small-cell lung cancer patient with central endobronchial stenosis」をPhotodiagnosis and Photodynamic Therapy(2015年のImpact Factor 2.412)に報告しました。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=27578561

鈴木医師は、本論文で、中枢気道狭窄を有する小細胞肺癌に対して、光線力学的治療(PDT)と化学療法行った1例を報告しました。

PDTを末梢肺生検に使用するガイドシースと併用することで、安全かつ正確に手技を行うことができたため、その手法についても触れています。

小細胞肺癌に対してPDTを行った報告は多くはありませんが、非小細胞癌と同等に有効であり、化学療法との併用も可能でした。

鈴木史医師は、「PDTは当科でも積極的に行っているレーザー治療であり、1例報告ですが論文化できたことで、次につながっていくことを期待しています。」と感想を述べました。

*亀田総合病院呼吸器内科は、出身大学に関係なく、様々なバックグラウンドの医師が、それぞれの目標に向かって、診療に取り組んでいます。当科は、後期研修医を募集しております。見学は随時受け付けておりますので、ご興味のある方はいつでも(kei.7.nakashima@gmail.com)に問い合わせ下さい。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患