感染症学会 中日本 西日本地方会に参加! その3

11月24日〜26日の期間に行われた、第86回日本感染症学会西日本地方会学術集会、第59回日本感染症学会中日本地方会学術集会、第64回日本化学療法学会西日本支部総会で、主任部長青島、医長中島、根本、胡谷が発表しました。

今回はその3として、根本の発表を報告します。

根本は、「当院における細菌性肺炎と浸潤影を主体とする薬剤性肺障害についての臨床的検討」を発表し、下記の結論を述べました。

「薬剤性肺障害の症例では、細菌性肺炎に比してKL-6が上がりやすく、末梢側優位の葉間胸膜に境されない多肺葉に及ぶ浸潤影を呈した症例が多かった。」

会場からは、「KL-6のカットオフ値はないか?」と質問があり、根本は「現時点でそのような研究は報告されておらず、細菌性肺炎でも高値となったり、薬剤性肺障害でも低値となることもありKL-6だけは、薬剤性肺障害であるかの判断はできない。」と返答しました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患