亀田総合病院呼吸器内科、ATS 2025国際会議にて研究成果を発表!
先日、米国カリフォルニア州サンフランシスコにて開催されました米国胸部学会国際会議(ATS 2025)に、当院呼吸器内科からスタッフ医師1名、専攻医3年目2名、専攻医2年目1名の合計4名が、日頃の研究成果を発表しました。
美しいサンフランシスコの街に設けられた広大な学会場には、世界中から呼吸器内科医が集結しており、その壮大なスケールと熱気に圧倒されました。
まさに呼吸器領域における世界最大級の祭典であり、参加した一同、大きな刺激と感銘を受けました。
当科からは、以下の4名がそれぞれの研究成果を堂々と発表いたしました。
- Soichiro Yamaji
- 演題: "Relationship between abscess cavity size and prognosis in lung abscess: a single-center, retrospective cohort study"
- (肺膿瘍における膿瘍腔サイズと予後の関連:単施設後ろ向きコホート研究)
- Hiroki Kawakami
- 演題: "Prognostic Factors of Lung Abscess: A Single-center Retrospective Cohort Study"
- (肺膿瘍の予後規定因子:単施設後ろ向きコホート研究)
- Masaki Ikeda
- 演題: "Factors for the Initial Regimen Modification in Mycobacterium Avium Complex Pulmonary Disease: A Single-center Retrospective Cohort Study"
- (肺MAC症における初期治療レジメン変更の要因:単施設後ろ向きコホート研究)
- Jun Hayashi
- 演題: "Differences in Characteristics Between Cryptogenic and Secondary Organizing Pneumonia: A Single-centre Retrospective Cohort Study"
- (特発性器質化肺炎と二次性器質化肺炎の臨床的特徴の差異:単施設後ろ向きコホート研究)
発表者全員が英語での口頭発表、そして活発な質疑応答を見事にやり遂げることができました。
この国際的な大舞台での経験は、彼らにとって大きな自信となり、今後のさらなる研究活動や英語でのコミュニケーション能力向上への強いモチベーションとなったことだと思います。
当科は、このような国際学会での発表を積極的に奨励しており、若手医師が世界に羽ばたく貴重な機会となっています。
学会発表の参加費・宿泊費・交通費も、病院および診療科の研究費にて十分なサポートを行っています。
亀田総合病院呼吸器内科は今後も臨床・研究の両面で国際的な貢献を目指し、精進してまいります。
このサイトの監修者
亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓
【専門分野】
呼吸器疾患