2014年9月25日 臨床研究講習会

亀田総合病院では、2013年度より、院内の研究をサポートする臨床研究支援室が立ち上がり、院内向けに年に複数回の臨床研究講習会が開かれています。

9月25日に開催された臨床研究講習会で、「亀田のリソースを用いて医学論文を書く方法」というタイトルで、当科の中島が講演を行いました。


2014年9月13日 第6回PCP研究会にて症例報告

「臨床研究を論文化するためには、オリジナリティーのある一つのメッセージを伝えることが重要である。学会発表に何度もチャレンジし、量をこなすことで、アイデアの質は高くなる。」という主旨で話しました。

亀田総合病院の呼吸器内科は、青島主任部長が、日本呼吸器学会の学術部会の副部会長を務め、学術講演会のプログラム作成に関与しており、また複数の医学英文誌の査読委員も行っていることから、臨床研究が盛んです。

また、亀田病院は、電子カルテを早くから導入していることや、いろいろな機器を用いて最新の医療を行っていること、さらには臨床研究支援室も存在し、新たな視点で臨床研究を行うには恵まれた環境です。
おかげさまで、当科からも日本呼吸器学会総会や国際学会でそれぞれ6〜8編の発表を含め毎年約40編の学会発表を行い、また、複数の英語論文も発表することで、新しい知見を発信しています。

講演後は、会場から中島に対して「忙しい臨床をこなしながら、どのようにして時間を創っているのですか?」という質問が来ました。

難しい質問でしたが、「仕事とプライベートのバランスを取りつつ、工夫して物理的に時間を創る。例えば、休みの日を研究に使う場合も、朝から正午にかけて病院で研究したら、午後は家に帰り家族サービスに徹する!」という現実的な答えを中島がしました(笑)

当科の後期研修の目標の一つがリサーチマインドを持った臨床医の育成であり、臨床技術のスキルアップだけでなく、キャリアアップにつながるような臨床研究を行うことが可能です!!


(講演スライドからの抜粋)



2014年9月13日 第6回PCP研究会にて症例報告


このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患