2014年9月13日 第6回PCP研究会にて症例報告

第6回PCP研究会で、当科の鈴木史が、症例報告を行いました。

PCP研究会は、ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia: PCP)の専門家による研究会です。当日も移植領域、HIV領域、血液領域など様々な領域の先生方が集まっていらっしゃいました。

当科鈴木史の演題は「非HIVニューモシスチス肺炎が疑われPCP治療を行った2例」でした。非HIV-PCPはβ-D-glucan陰性のケースも存在するので、総合的に診断することの重要性や、LAMP法の有用性を述べました。

フロアからも、「非HIV-PCPについては、ニューモシスチス検出やβ-D-glucanの値にとらわれず、臨床所見・画像所見と合わせて総合的に考えることが大切です」という意見が出ました。

研究会は、6つの症例報告に加え、ニューモシスチス肺炎の最新話題に関するミニレクチャーがあり、大変勉強になりました!

2014年9月13日 第6回PCP研究会にて症例報告

このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患