第19回アジア太平洋呼吸器学会 2014バリにて、5演題発表!!

2014年11月13日〜11月16日にインドネシア、バリ島で開催されたアジア太平洋呼吸器学会(Asian Pacific Society of Respirology: APSR)で、亀田総合病院、呼吸器内科より、青島主任部長、三沢部長、中島、鈴木、初期研修医 根本が発表してきました。

第19回アジア太平洋呼吸器学会

鈴木と桂田直子の演題は、ベストポスターアワードファイナリストにノミネートされました!


青島主任部長は、「軽症〜中等症の細菌性市中肺炎に対して、マクロライド耐性肺炎球菌が多い我が国においても、AZM注射薬の単剤治療は有効である。」と結論を述べました。

鈴木は、「NHCAPにおけるウイルス検出率は、市中肺炎より高く、ウイルス検出あり群となし群で重症度に差は認めなかった。」と報告しました。

三沢は、「リピオドールマーキングは、肺小結節に対する縮小手術において、安全かつ有効な可能性がある。」と結論しました。

中島は、「COPD合併肺炎において、細菌感染単独群とウイルスと細菌の重複感染群とで、臨床像や重症度に差はない。」と述べました。

根本は、「従来のCURB-65に、胸部CTで多肺葉、胸水ありをスコアに加味したCT modified CURB-65は、30日死亡をより高い精度で予測することが可能である。」と結論を述べました。


バリは予想以上に暑かったですが、海外の施設の発表を聞き刺激を受け、また、亀田総合病院、呼吸器内科からは国際学会において5演題も発表することができ、充実した学会でした。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患