金沢医科大学の友杉直久先生

9/5木曜日は、金沢医科大学友杉直久先生にお越し頂き、腎性貧血についてお話を頂きました。前座として、鉄含有リン吸着薬でHbが大幅にサイクリングした症例を当科の井上先生に症例提示して頂き、それについて解説して頂き、その後腎性貧血に対してAI治療を導入しようと試みている際に、病態についてわかったことを詳しくお話頂きました。
ESA製剤の種類、鉄補充とガイドラインに沿って治療することが多い中、病態について考えることが多くないため、感銘致しました。簡単なTIPSは、ESAを使用すると赤血球数が増え、MCHが減る、赤血球数が充分な中で鉄補充をするとHbが上昇する、鉄が足りない中で鉄を補充すると造血能が上昇する、などです。
友杉先生のお考えの一部に触れることができ、とても感動いたしました。友杉先生、ありがとうございました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智

【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理