スタッフ募集


スタッフ募集

当院の腎臓高血圧内科は、臨床面を中心に、教育・研究をすることを目標としております。
臨床面で強調したいのは、血液透析患者数(約200人)、腹膜透析患者数(約30人)、腎生検(年間80-100件)、腎移植(年間約10例)と多くのことを経験できます。腎臓専門医、透析専門医の他に高血圧専門医、臨床腎移植認定医の取得を目指すことができますし、リウマチ膠原病内科と連携し、リウマチ専門医を取得することもできます。
教育面に関しては、亀田総合病院は全国から優秀な初期、後期研修医が多く集まります。そのため、研修医から教わることも多々あります。研修医をしっかり教育することは重要であると考えております。

研究に関しては、臨床研究が中心となります。多くの患者様がおり、また当院は2004年より電子カルテを導入しているので、過去のデータを取ることができます。これまでは症例集積の報告が多かったと思いますがそこから脱し、比較対照研究をすることで、臨床に還元できることを目指しております。また、腎炎/腎病理関連に関しては、総合病院では典型的でない症例や珍しい症例が多く集まってきます。そこで、ただ珍しいという報告ではなく、少しでも病態に迫れるような症例報告をすることから心がけております。単施設で難しい研究に関しては、多施設で行うことができるように考えております。
大学院を修了し、臨床に戻りたくさんの患者様を診療したい方、腎臓専門医、透析専門医をお持ちでその他にsubspecialtyを持ちたい方、臨床研究のフィールドが欲しい方、自分で腎病理診断をしたい方などにはお薦めの環境です。

また何と言っても、亀田総合病院は、病院が綺麗で清潔感があります。病院のキャッチフレーズに「always say yes」とあるように、スタッフは皆明るく、大きい施設としては抜群に働きやすい環境だと思います。鴨川市は遠いと思いますが、羽田空港までは約1時間ですし、東京には日帰りで気軽に往復できます。

ご関心のある方は、見学・ご相談、何でも気軽にご連絡いただければ幸いです。見学は半日からでも受け付けております。宿泊先のご紹介(状況により宿舎利用も可能)についてもご遠慮なくご相談ください。一緒に働いて頂ける仲間をスタッフ一同お待ちしております。

亀田クオリティーの質の高い臨床能力

腎臓内科は他の領域(循環器、糖尿病、膠原病、血液疾患、内分泌etc)と関わることが多く、他の領域の知識が多く必要となります。
亀田総合病院は全体的に質の高い臨床力を持っている医師が多いため、他科の先生から教わることも多くあります。
当科は、亀田クオリティーのベースの内科力に加えて、腎臓内科の視点を持った考え方ができるように指導したいと考えております。

オンオフのはっきりした拘束医制・働きやすい組織

日常業務に忙殺され、プライベートの時間、研究会への参加があまりに減ることは避けたいと考えております。現在は、週1日研究日を設けております。

他科とのカンファレンス

腎臓内科には、膠原病の知識が求められますし、膠原病内科も腎臓の知識は必要です。しかし、細分化が進んだ現在の医療体制では両者を極めることは難しいです。当科では両者の専門医を取れる体制作りをしております。専門医を取得することが目的ではありませんが、専門医を取得するためには必然的に知識や経験が必要となります。また、当院の血液内科は、血液疾患関連の腎臓病の患者様が多く、年間10例近くの腎生検があり、血液関連疾患の腎臓病を診断する機会が多いです。

学会、研究会

日本腎臓学会、日本透析医学会は、当科の基本学会と考えております。その他には、臨床腎移植学会も参加することが多いです。
また、毎年アメリカ腎臓学会には演題を出して、参加することを1つの目標としております。
研究会に関しては、3ヶ月に1回行われる東京腎生検カンファレンス、年に1回行われる日本腎病理協会には毎回参加するようにしております。
その他、千葉県で行われる腎臓、透析関連の研究会には積極的に参加するように心がけております。

*ご興味がある先生は、鈴木智 (すずきとも)までご一報下さい。
聞きづらい質問も含め、お気軽にメールを頂ければ幸いです。
見学希望は常時受け付けています。
メール:suzuki.tomo@kameda.jp
電話:04-7092-2211 腎臓高血圧内科 鈴木智

スタッフ募集要項

  1. 対象・人数 :38歳未満(若干名)の募集です。
  2. 身分:医員、医長・部長代理 (腎臓専門医、透析専門医を持つ場合)
  3. 職務内容:クリニック外来(腎臓高血圧内科)、病棟管理、腎生検(手技、病理診断書作成)、透析患者管理(血液透析、腹膜透析)、腎移植外来など。
  4. 募集締め切り 随時
    見学・面接日 随時 (個別に日程調整を致します。)
    見学・面接希望の方は、下記にメールまたはお電話でご連絡をお願い致します。
    メール:suzuki.tomo@kameda.jp
    電話:04-7092-2211 腎臓高血圧内科 鈴木智

後期研修医募集

腎臓内科としての総合力を育成

腎臓内科は、腎臓だけでも腎炎、ネフローゼ症候群、高血圧などの腎機能が悪くなる前の時期から、透析患者を含めた腎機能が悪くなってからの時期など長い経過の中で、患者様の様々な時期をみる科です。そのため、短期的だけでなく、長期的な視点が重要となります。また、内科的なロジカルな面に加え、透析アクセス関連など外科的な面もあり、非常に多岐に関わる診療を行う科です。

後期研修医を終わった段階で何かしらのsubspecialtyを持つ方が多いと思いますが、ベースの腎臓内科の力をあげることができるように指導したいと考えております。

病態を考えることができる腎臓内科

腎臓疾患では、他の科にわかりやすいように、CKD、AKIなど診断のパラダイムシフトが起きました。そのことで特にCKDに対する認知は広がり、研修医、医学生でも知っている言葉となりました。一方で、CKD/AKIのままではheteroな集団であり、病態に迫る必要があります。その他には、高血圧、病理診断名は、以前から知られている概念であり、ここに病態の理解がないと、治療に深みでませんし、患者様への還元が減ります。

また腎臓内科の疾患は、幅広いため、rareな疾患、状況を経験することも重要です。腹膜透析患者さんや移植患者さんは元々経験することが少ないです。また、rareな疾患、状況は目の前を通り過ぎているだけのことは多々あります。例をあげると、巣状分節性糸球体硬化症という病理診断ですが、ミトコンドリア異常症によるものであったことや特発性MPGNという診断が腎限局型ループス腎炎ということもありました。 

当科では病態理解を深めることで、典型的な例だけでなく、非典型的な例や他の医師が困った症例に対応できる腎臓内科医の育成を目指しております。

リサーチマインドを持った臨床医の育成

日常業務をこなすことはできても、「なぜ」という疑問がないと、珍しい患者様や珍しい現象があっても、目の前を通り過ぎていくだけとなります。また、忙しい現場では臨床だけでは余計に疲れてしまいます。私は、以前に先輩方から、研究に関しては、1つはsubmitしている状況、1つはfirst draftを書いている状況、1つはreviseしている状況、1つはdataを集めている状況、1つは案を考えている状況としなさいと教わりました。全てを実践するのは難しいですが、臨床をしながらclinical question探しを、研究テーマを持ち、症例報告をまとめる、ようにテーマを持ちながら、臨床できるように指導していきたいと思っております。

また、亀田総合病院には、臨床研究支援室があるため、臨床研究に関する統計解析のサポートを受けることができます。

全国トップクラスの腎生検数

腎生検の件数は、移植腎生検を含め、年間80-100件前後と一般病院ではかなり多いです。
また、腎疾患の診断の根幹となる腎生検には力を入れています。日本の一般病院では、腎病理医がいない施設がほとんどです。一方で、腎病理医がいる施設では、目的意識がないと、臨床医の病理診断能力が育たないことが多くあります。

現在私を中心に診断書を作成しております。わからない症例、難しい症例は、腎病理医とdiscussionし、患者様に役立つ腎病理診断書を書くことは目指しております。医局員には、まずは病理診断書を解釈できるようにすることから開始し、理想としては、自分で診断書を書くことができるようになることが目標です。

多岐に渡る専門医取得が可能

・ 当科と関連する学会としては、日本内科学会、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本臨床腎移植学会、日本高血圧学会、日本リウマチ学会など多岐に渡り、それら所属学会の専門医、指導医が多数在籍しており、認定施設にもなっております。

後期研修終了後のキャリアサポートについて

一つの施設に長くいることは、メリットとデメリットがあります。臨床面では患者様を長く診療することで特に診断面に関しては時間軸がわかるため、深みがでます。研究では時間がかかる仕事があり、時間が必要です。一方で、視点や考え方に偏りがでる可能性があります。また、一般病院では基礎研究をすることは難しいです。そのため、当科ではキャリアサポートをしっかりしたいと考えております。また、長くいる方には、国内留学や海外留学のサポートもしたいと思っています。

後期研修医募集要項

後期研修医募集サイトをご覧ください。