抄読会
今月のローテーター初期研修医1年吉田先生に、約20年前の論文"Reversal of Lesions of Diabetic Nephropathy after Pancreas Transplantation"を読んで頂きました。
アルブミン尿がでている発症20年近く経過している1型DMの糖尿病性腎症に膵移植したところ、10年後の腎生検では結節病変が消失し、蛋白尿が改善していたという内容です。
また1年後にCCrがベースから低下し、その後若干上昇しております。これはCNIの影響では、とこの時はdiscussionしておりましたが、今考えるとhyperfiltrationが取れた影響かもしれないと思いました。
とても有名な論文ですが、しっかり読んだことはありませんでした。
お若いのに(ご自身が小学生の時だと思います。)昔の論文を読んで頂き、非常に感激しました。ありがとうございました。
Reversal of Lesions of Diabetic Nephropathy after Pancreas Transplantation
このサイトの監修者
亀田総合病院
腎臓高血圧内科部長 鈴木 智
【専門分野】
腎疾患全般、特に腎炎、腎病理