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エントリー

未分化な健康課題

キーワード

未分化な健康課題、健康生成論、疾病生成論、共通の理解基盤


専攻医2年目 後藤先生のポートフォリオでした。
突然発症した「重だるさ」を訴える患者さんに対して医学的に鑑別をあげた上で、どのように接していくのが良いのかを「未分化のケア」「不確実性」などをキーワードに丁寧に分析した内容でした。
今回器質的疾患の鑑別をあげたものの、原因がはっきりせず、行き詰まりを感じるけれど、進めるべきなのか悩み、「未分化な健康課題」としてエントリーに取り上げてくださいました。

議論の内容としては、
・このように自身が悩んでいる外来では、悩んでいると言うことを患者さんと共有することも選択肢なのではないか?
・疾病生成論(病気を取り除くために診断をつける)で今までの外来が進んでいるが、健康生成論(辛そうだけどその中で生活できているのはなぜか?) という視点で外来を進めてみるのはどうか?
・他の鑑別として慢性疲労症候群、脊柱管狭窄症、パーキンソンなども挙げられるのではないか?
などが上がり、学びに繋がりました。

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学