小児リハカンファの改善

今日は専攻医2年目の堤先生のポートフォリオでした。堤先生は半年間のKFCTローテーションの最終月になりました。

当院には月に1回、当院医師、地域の学校関係者、療育施設の関係者が集まって症例をディスカッションする、小児リハカンファレンスがあります。今年度、小児リハカンファレンスの担当に就任した堤先生が、カンファレンスの改善に取り組んだ事例を発表しました。

当初、小児リハカンファの運営に課題を感じていましたが、問題解決プロセスに則りながら「あるべき状態」とリハビリ担当者とのチームを形成し情報収集したり、アンケートを行ったりして「現状」を認識し、課題を形成し、解決策を立案し実行していきました。長い歴史があり、毎年担当者が変わる会議であり、参加するメンバーが固定しておらず、取り扱っている問題は複雑困難事例が多いカンファレンスですが、介在する問題に向き合い自身の感情に向き合いながら改善に取り組んだ事例でした。
ディスカッションでは、既存の枠組みに対して分解と再構築を加えること、戦略的手抜きやPDCAを回す回数が大事であることなどが上がりました。今後は安房地域医療センターにて病棟総合医の仕事に戻りますが、ここで得た経験を活かしどんどん業務改善に取り組んでいくことを期待します。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学