思春期勉強会「不登校について」

7/14に今年度1回目の思春期勉強会を行いました!
私、高島発表による「不登校について」でお話しさせて頂きました。
思春期の様々な問題の先にある"不登校"の関わり方とそのメカニズムについて説明しました。
大事なポイントとしては、

  • 不登校もしくは不登校傾向にある中学生は13%
  • 不登校になったきっかけがはっきりしない中学生も不登校中学生の13%
  • 不登校の背景に、診断すべき医学的疾患や介入すべき社会的要因が隠れてないか考えるのが、家庭医の役割
  • 本人への支援(コンプリメント)、家族への支援(悪循環に気づき、親の焦りや不安を子供にぶつけない)、学校・社会への支援(多様な学びを地域全体で支える)の3つの視点で関わる

です。

不登校の診療を通して、多感な思春期の揺らぎをそっとサポートできる家庭医を目指したいですね。
個別にインタビューさせて頂いたスクールソーシャルワーカー(SSW)、スクールカウンセラー、指導教室の皆さん、ありがとうございます!
今年も思春期を深く学ぶ1年にしたいと思います。8月はゲーム依存症です。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学