第1回初期研修医のためのオンラインバリント講座を開催しました!

1950年代にイギリスの開業医を集めて医師-患者関係をディスカッションし合ったバリント・グループと言う集まりを知ってますか?
マイケル・バリントいう精神分析医が始めた集まりで、現在では少し形を変えながら33ヶ国の家庭医療の教育方略として使われています。でも、日本ではほぼない・・・ならば、亀田でやっちゃおう!!

と思い、当院ではバリントグループ をはじめております。

主なグループの流れは、4-8人程度の参加者で
・バリントリーダーと呼ばれる司会進行役1名が参加
・時間は1時間のセッション+10分のレクチャー

効能として、Professionalism教育(態度教育)に役立つ、医師-患者のコミュニケーション向上、メタ認知の訓練、医師のバーンアウトの予防などなど。。。

今回も他院初期研修医のモヤモヤケースを提供頂き、バリントを実際に体験して頂きました。
「なるほど」な意見や「やっぱり、そうですよね!」というあるあるな悩みなど。。。
バリントの性質上、詳細は記載できませんが、アツく議論も盛り上がりました。

「今日も外来/病棟でモヤモヤしたなぁ・・・、そうだ!みんな、バリントしよーぜ。」
いつかバリントグループがどこでも振り返り技法として当たり前になる様に模索していきます。

〜興味のある方へ〜
興味あるかも・・・、困っているケースを相談してみたい・・・
そんな方にぜひ当院でやっているZoomでのバリントグループに一度参加してみませんか?
開催時期は当院メンバーの都合で毎月ごとに調整しています。

募集人数:最大4人(発言の機会を担保する少人数で行うグループため、ご了承ください)
 毎回1-2名を先着順でご案内します。 
対象:初期研修医・後期研修医
参加形態:Zoom

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【【参加までの流れ】】

  1. ウェイティングリストに登録
  2. 当院メンバー内で各月の開催日を月序盤に設定
  3. 開催日をウェイティングリストのメーリスで案内
  4. 参加可能な方は1-2名先着順で高島にメール

といった形になります。
参加メンバーが負担なく継続するため、ご協力頂けます様お願いします。
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"古くて新しい"、でもクセになる。そんな対話の時間を体験してみませんか?
もしタイミング合えば参加したい!
そんなあなたは、まず参加表明&ウェイティングリストにご登録を!

参加申し込み: こちら

注)重要!
・医師-患者の関係に絞って家庭医としてどう向き合うかを語るセッションですので、治療内容・治療方針などを語る場ではありません。
・当院メンバーは下記のルールを守って行なっています。ご了承ください。
  1.会で話した内容は一切口外しない
  2.問題解決志向ではない。「こうすべき」ではなく「私はあなたなら、こう思ったかも」
    ・・・治療方針や診断などの提案は一切しない。他院の治療方針への提案は一切行いません。
  3.no blame culture

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学