篠崎先生 6月ローテの振り返り

地域ジェネラリストプログラム2年目の篠崎先生が1ヶ月当院をローテーションしてくれました。
篠崎先生は子供の健康に興味があり、当院のローテーションではたかはし内科小児科クリニックや市のこども課の見学を行うことができました。その中で、安房地域の子供を守る団体や人々について、発達障害の子供たちの現状とそれを取り巻く人々を知ることができました。発達障害として病院に紹介されてくるまでにどのようなプロセスを踏んで紹介されてくるのか上流を見ることで、現場での病院受診を勧める敷居の高さや、何も介入されないで大人になると生活保護や犯罪を犯してしまうケースがあることを知ることができました。また、小児の分野で家庭医が強みとしてできることとして、家族教育や保護者の疾患の治療につなげることができること、施設や他職種の連携の重要性を学びました。
また、松永醫院や花の谷クリニックの見学を通して、高齢者医療にも関心を持ってくれました。
今回のローテーションで患者さんの普段の生活により近いフィールドで医師として関わりたいという思いを強めて、来年度からは専攻医として仲間に加わってくれる予定です。
安房地域の子供達のために篠崎先生が今回のローテーションで築いたつながりを活かし、今後も頑張ってほしいと思います。

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学