館山第二中学校 性教育

2019年12月に館山第二中学校の中学二年生を対象に性教育に伺いました。
今回はSNSでのコミュニケーションで困っているケースが多いという学校の先生からの声もあり、SNSとの正しい付き合い方について時間をとってワークを行いました。
SNSでは自分の発した何気ない言葉がどのように受け取られ拡散されていくかについて、実際の書き込みをイメージして考えてもらうグループワークを行いました。ネットが必須の社会であるからこそ、メディアリテラシーについて学ぶ機会はとても重要だと思います。その後は男性・女性の体と二次性徴、多様な性としてLGBTやジェンダーといったテーマにも触れて、話をしました。

性教育で大切にしたいことは、性に関する学びを通して自分を、お互いを大事に思うこと、そして生きていくために必要なライフスキルを身につけることと考えています。 こうしたメッセージを家庭医として地域に暮らす子供たちに伝え、また考える機会に関わることができることを、いつも嬉しく思っています。

今回は専攻医の先生を中心に学校と連絡を取りながら準備を行い、ローテーションしてくれた初期研修医の先生にもプレゼンをしてもらいました。帰路では、海沿いのベンチで今回の学びを振り返り、館山という場所での家庭医研修の醍醐味を感じられた時間でした。
当院に見学にお越しいただく方も、タイミングが合えばぜひこうした院外活動の様子も肌で感じて欲しいと思います。

文責:家庭医診療科フェロー 坂井雄貴

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学