FDプログラムレクチャー【 交渉術・タイムマネジメント】

FDプログラム(指導医養成プログラム)第6回は交渉術とタイムマネジメントについて学ぶ機会をいただきました。交渉術・マネジメントそれぞれについてまとめました。

<交渉術>

FDプログラムの1年は、実際にクリニックの運営面にも携わります。
その上で、必然的に医者間・多職種間と交渉を行うことになります。

さらに、診療の中での患者さんや多職種とのやりとりもある意味交渉です。
それだけでなく、日常生活でも日々交渉を積み重ねています。

家庭生活の重大な決まりごとの決定から、
何を食べるか、どこに行くかといった小さな交渉まで、
日々の生活が交渉の連続といもいえます。

交渉術を知ることは、仕事上の 対人関係のみならず、生活の中の対人関係の改善にもつながります。

講義の中では、原則立脚型交渉の"ハーバード流交渉術"を基本とした交渉術の基本をレクチャー形式で学び、 その後ロールプレイングで実戦形式で学んで行きました。

私自身交渉というと、 いかに意見を通すか、
いかに相手に不快に思われずにおさめるか、といったことばかり今まで考えていました。

そうではなく、人と問題を切り離し、
問題をいかに解決していくかの土台に双方が立てるようにすること。

さらには、単独の解決策だけでなく、
複数の解決策をお互いに出していくことが交渉だということが印象的でした。

自身の交渉の癖を振り返り、さらに実践的に学ぶことができる時間になりました。

<タイムマネジメント>

限られた時間でいかに生産性を上げるかは、日々仕事に関わる上で、万人がぶつかる問題です。
同じ時間かけるならば、いかにして仕事の密度(能率)を上げるか。
それによって、生産性が変化します。

タイムマネジメントを意識することで、仕事の能率を変化させることができます。

最初にレクチャーでタイムマネジメントの方法論が紹介されました。
・重要度緊急度マトリックス
・パレートの法則
・パーキンソンの法則
・マニャーナの法則
・ポモドーロテクニック
・Getting Things Done(通称GTD)

その後、自身のタイムマネジメントの方法を振り返る時間を持ちました。

私自身、日々仕事能率をどうあげる工夫を色々としていますが、
理論を体系立てて学ぶことができ、
さらに、他の人の方法を聞く機会は少ないので、
大変貴重な機会になりました。

より自分にあったタイムマネジメント法を編み出していきたいと思います。

文責 宮本

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学