Moody先生が来院されました!

先日亀田総合病院 臨床教育専任医師 Dr. Sandra Moodyが来院されました。

Dr. Moodyは米国緩和ホスピス専門医・老年医学専門医であり、現在もUCSF (University of California San Francisco) 老年医学科の准教授をつとめられています。当科の専攻医も総合内科や小児科など様々なローテーションでDr. Moodyから指導を受ける機会があり、今回の訪問をとても楽しみにしていました。

ランチョンレクチャーではACE(Acute Care for Elders)についてお話をしていただきました。ACE Unitは米国で高齢者に特化した入院診療であり、多職種チームでの包括的なケアと高齢者に合わせた入院環境の整備を行い、入院日数の短縮などの効果を上げており現在注目されています。今回のレクチャーでは高齢者診療における注意点や米国のACE Unitについてその最新のエビデンスについてご紹介いただきました。症例検討ではコードが不明の高齢者が救急で蘇生処置ののちに亡くなった症例から、事前指示やアドバンスド・ケア・プランニングについてディスカッションを行いました。

私たち家庭医は入院・外来・在宅様々な場面で高齢者と接する機会が多く、大変勉強になりました。家庭医療と老年医学は非常に関わりも深く、今後も継続してご指導をいただければと思います。

Dr. Sandra Moody
亀田メディカルセンターによる紹介
https://www.kameda-resident.jp/junior/message/expectation04.html

UCSF Profiles
http://profiles.ucsf.edu/sandra.moody

参考文献:
Robert M. Palmer (2018), The Acute Care for Elders Unit Model of Care, MDPI
https://www.mdpi.com/2308-3417/3/3/59/pdf

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このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学