1日ローテーター見学 Jr.2
当院初期研修医2年目の相川Dr.が1日見学に来てくれました。
将来は神経内科専攻に進み、総合診療や在宅にも興味があるとのことで亀田在宅に来てくれました。穏やかな雰囲気の中、しっかり診療面もアセスメントしてくれて素晴らしかったです。
以下、見学時のメッセージ・感想をいただいています。
当科では院内外関わらず1日からの短期見学・研修受け付けていますので興味のある方どうぞご連絡ください!
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亀田在宅診療科で1日見学させていただきました。
もともと家庭医療や在宅医療に興味を持っていましたが、在宅導入する患者さんが多い脳神経内科に来年度からの進路を決めたため、患者さんが退院した後の医療を見ておきたいと思い、見学させていただきました。
在宅同行させていただいて感じたことは、病院内にいる医者と在宅の医者とでは役割が違うということです。病院内では他職種にしていただいているようなケアや環境整備についても、在宅医師は重要視しなければいけないと感じました。また予後が短く最期を家で過ごされる方だったり、神経難病でこれ以上の治療介入方法が現時点ではない方だったり、在宅導入される理由は患者さんにより様々で、各ニーズに応えるためにより親密な他職種連携が必要だと感じました。亀田在宅では同じ部屋に医師と看護師、ヘルパーやMSWなど、気軽に相談しやすい距離感にデスクがあるので、その点で良いと思いました。
また、交通アクセス的に移動が困難であったり、普段の話し相手が家族や家を訪れた人のみであったりという状態の方もいて、そういう面においても在宅訪問は重要だなあと感じました。
脳神経内科は診療科が扱う疾患の特徴上、在宅医療と深く関わっていくと思います。在宅同行したことで、病院外で患者さんがどのように過ごし、何で困っているのか等イメージがしやすくなったので、良い経験だったと思います。また改めて、医療は医師だけでは成り立たないこと、他職種間の連携や患者家族のサポートが重要なことを実感しました。
この経験は必ず今後の診療に役立てられると思います。快く見学を受け入れてくださった亀田在宅診療科の先生方、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
このサイトの監修者
亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫
【専門分野】
家庭医療学 在宅医療