当科の特徴

亀田在宅の主要な特徴として、

  1. 医師・ナースプラクティショナー・訪問看護師・訪問リハビリ・ホームヘルパー・総合相談室(ソーシャルワーカー、退院支援看護師)が同じ部署内で仕事をしていること
  2. 多くの診療科のある大病院に所属する在宅診療科であるため、多彩な症例が各専門医と連携しながら経験できること

があげられます。
今回は、各職種の視点から、亀田在宅ならではの魅力や連携について一言ずついただきました。

在宅診療科 医師より

在宅診療のスキルだけではなく、訪問看護師やリハビリなど多職種と毎日話せる距離にいることで、患者さんをより多様に把握できる事が診療に役立っています。在宅診療において多職種の動きを理解していることも重要だと感じており、各職種の働き方が手に取るように学べることも魅力の1つです。また、多くの診療科があるため、ALSなどの神経難病や心不全、腫瘍患者など多彩な症例を専門科とディスカッションしながら診療できることも学びが大きいです。

在宅診療科 非常勤 日下伸明

在宅診療科 ナースプラクティショナーより

自宅療養される方やその御家族に対し、看護と医学の両方の視点で捉え、問題を抽出し、少しでも「家で過ごせてよかった」と感じてもらえるようにサポートしています。
診療の補助として医師不在時等においても迅速かつ安全な医療を提供できるよう、あらかじめ作成した手順書に沿って、特定行為をはじめとする診療行為を行っています。
日頃より他職種のスタッフへ声をかけ、お互いにいつでも相談できるように努めています。
病院では全く見られない風景や歴史 物語 笑顔 真意などに触れ、毎日が学びの連続である事が在宅診療科の魅力です。

在宅診療科 NP 土屋忠則

訪問看護師より

訪問看護では、在宅療養を望む人ひとりひとりの「大切にしているもの」を理解し、自分らしい生活ができるように看護を展開しています。そのために、多様な疾患を持つ人の病態をアセスメントし、安定した生活を妨げる要因を明らかにして、悪化症状出現の一歩手前で対応することが最も重要で、私たちが大事にしていることです。悪化の手前を予測して対応することができるのは、医師と隣り合わせの環境で、利用者の当たり前の生活のために何ができるか、それぞれの立場でディスカッションできることだと思います。

訪問看護センター 師長 佐々木真弓

総合相談室 退院支援看護師より

退院支援看護師は、医療処置等の医療管理や、在宅医・訪問看護へ繋ぐ患者さまの退院支援・調整に主に関わっており、患者さま・家族の望む生活ができるように病院と地域の橋渡しをしています。また、難病等の継続支援が必要な患者さまにも継続的に関わるようにしています。当院は、ソーシャルワーカーと退院支援看護師が協働して退院支援ができる体制をとっており、同室内にいる在宅医とも、必要時、情報共有や相談することができるため、医療ニーズの高い患者さまも退院後に困ることがないような支援ができていると思っています。

総合相談室 吉野有美子

訪問リハビリより

訪問リハビリは、「生きていてよかった」「生きている」「充実した人生」と思える事を"広義のリハビリテーション"と捉え、どのような状態・状況の方にも活動・参加を提供し、実現に向けたチャレンジする事を存在意義として、業務にあたっています。
対象となる方の生きてきた過程に思いをめぐらしながら、今の対象者がおかれている環境や状況を把握し、現状の身体状況を鑑みた上で、どのような生活が良いのか?を模索しながら、個々に合わせた支援を心がかけています。
その土台として、医師を初めて、看護師等の多職種で連携しながら、日々を過ごしています。
色々な視点で対象の方を観て、意見交換をしながら、より良い関わりができるように高め合っていると感じています。また、新しい技術や仕組みも取り入れ、効率性を図りながら、多くの方々の人生に貢献できたらと考えています。
ご縁があれば、ぜひ一度当院の在宅事業部で一緒に働くことができたら幸いです。

亀田総合病院 リハビリテーション室
訪問リハビリ担当 理学療法士 佐伯考一

ホームケアより

亀田ホームケアサービスは、亀田総合病院グループ系事業所として、介護度の高い方や医療の連携が必要なご利用者様の訪問介護サービスを行っています。在宅チームの先生方といつでも相談や情報共有が出来、質の高いサービス提供に繋がっています。

亀田産業株式会社
ヘルスケア事業グループ 在宅セクション
ホームケアサービス鴨川
水野 菜穂子