総合内科 鶴若先生の1日見学
総合内科に研修中の鶴若先生が1日在宅診療部を見学していただけました。
家庭医・在宅医を目指す先生からの感想文で、是非一緒に働きたいという声も早速上がっております笑。
ありがとうございました!
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私は将来的に在宅医療に関わりたいと考えています。これまでは病棟でのマネジメントの学びを深めてきました。自宅での支援が必要となった患者さんには、在宅医療チームと連携し、途切れのないケアを意識し、訪問診療を導入した上でご帰宅いただいていました。
今回、在宅医療部を見学し、忘れかけていたものを再発見し、帰宅後の生活への意識が高まりました。改めて興味深く、やりがいのある仕事だろうなと感じました。
在宅医療は生活の中にまで踏み込んでいくものです。[住まい]にお邪魔するということで、一目で患者さんがどんな環境で暮らしているかが分かります。なぜあの患者さんがドロップアウトしたのか、この交通の便では無理だろうな、この段差は危ない、この熱い中で扇風機だけの生活をしている、など患者さんが病院では語らないことが目に見えてわかってきます。患者さんから学ぶことも多くあります。
病院の外来では忙しくてゆっくりお話できませんが、訪問診療では、毎週ではないにしても、時間をとって話すことも可能です。雑談と思えることからも、患者さんがどんなことに興味があるのか、人生観など伝わるものがあります。普段、よく顔をつきあわせているからこそ、気付く体調の変化、身体の変化もあると思います。そこは間違いなく、腕の見せ所ですが、それ以外の面でも一緒に暮らしをよくしていくこともできる、味わい深い仕事だと思いました。
改めて、見学をさせていただきありがとうございました。
総合内科 鶴若莉央
このサイトの監修者
亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫
【専門分野】
家庭医療学 在宅医療