在宅レクチャー 〜在宅医療における診療報酬〜
亀田在宅では定期的に在宅診療に必要な在宅診療科スタッフからレクチャーを受けられる機会があります。
今回は、当院在宅診療科非常勤Dr.の宮本Dr.によるレクチャーがありました。
内容は、「在宅医療における診療報酬の概要」についてでした。
医療において診療報酬を学ぶことは、適切なケアを目の前の患者さんに提供するためにも必要であるだけでなく、継続的な診療システム構築においても必要不可欠であり、すなわち地域医療への貢献に直結します。
今回は診療報酬の基本的なことだけを、架空事例を扱いながら実践的に学びました。以下レクチャーのポイントのみを抜粋します。
- 在宅医療の診療報酬は診療の質によって施設基準によって異なり、通常の医療機関、在宅支援診療所・病院、機能強化型在宅支援診療所・病院(単独型・連携型)に分けられる。
- 在宅医療の診療報酬は大きく「基本報酬」「加算」「管理・指導料」「書類・連携料」の4つの柱に分けられる。
- 基本報酬には大きく「在宅患者訪問診療料・往診料」と「在宅医学総合管理料・施設入居時医学総合管理料」の二つに分けられる。
- 「在宅医学総合管理料・施設入居時医学総合管理料」には算定要件があり、それぞれ含まれる医学管理料や処置料などがある。
- 加算は大きなものとして「在宅ターミナル加算」「看取り加算」「死亡診断加算」「頻回訪問加算」「在宅移行早期加算」「包括的支援加算」「継続診療料加算」が挙げられ、それぞれ算定要件がある。

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このサイトの監修者
亀田総合病院
在宅診療科 部長 大川 薫
【専門分野】
家庭医療学 在宅医療