かめだPOST 脳腫瘍の心のケアと治療準備(脳神経外科分野における脳腫瘍の治療)亀田総合病院

心のケアと治療準備

脳腫瘍の診断を受けたとき、圧倒されるような不安や恐怖を感じることがあるかもしれません。自分の健康をほとんどコントロールできないと感じることもあるでしょう。しかし、自分の状態を理解し、気持ちを話すことによって、心の整理がしやすくなることがあります。以下の方法を試してみてください。

脳腫瘍について学ぶ

脳腫瘍の種類や治療法についてしっかりと理解し、最適な治療法を選べるようにしましょう。担当医に、腫瘍のタイプや治療方法、予後について詳しく聞いてみてください。信頼できる情報をもとに判断することが、より良い治療選択につながります。

がん情報サイト(国立がんセンターが運営する公式サイト)

家族や友人との関係を大切にする

親しい人々とのつながりを大切にしましょう。友人や家族は、入院中に家事を手伝ったり、日常のサポートをしてくれるでしょう。また、心が疲れている時には、心の支えとなってくれるはずです。

話し相手を見つける

自分の思いや不安について、話を聞いてくれる人を見つけましょう。友人や家族が心の支えになってくれるかもしれません。また、医療チームにカウンセラーを紹介してもらうことも一つの方法です。

地域の支援グループを探す

医療チームに、地域の脳腫瘍患者支援グループを紹介してもらい、同じような経験をしている方々の対処法や支え合いの方法を学ぶことも役立つでしょう。

ご予約の準備

心配な症状がある場合は、いつでも私たちにご相談ください。私たちはどんな種類の脳腫瘍治療にも精通しております。以下のようなそれぞれのスペシャリストの専門医があなたの治療をサポートします。

 • 脳神経外科医 (脳や神経系の手術を行う外科医、治療方針の決定なども行う)

 • 腫瘍専門医 (がんの治療に薬を使う医師)

 • 放射線治療医 (放射線を使ってがんを治療する医師)

 • リハビリテーション専門家 (回復支援)

 • 心理学者や行動心理学者 (記憶や思考の問題に対応する専門家)

予約に備えるための準備も重要です。以下の点を確認しておくと良いでしょう。

あなたにできること

予約前の制限事項

予約前に食事制限などがある場合もあるため、事前に確認しましょう。

症状の記録

経験している症状は、たとえ予約の理由に関係ないと思われるものでも、すべて書き留めておきましょう。

ストレスと生活の変化を記録

大きなストレスや最近の生活の変化なども書き留めておくと良いでしょう。

服用している薬や今までにかかった病気

現在服用しているすべての薬、お薬手帳、大きな既往歴のリストを作成しましょう。

同行者の協力を得る

診察中に提供された情報を記憶するのが難しいこともあります。家族や友人に同行してもらい、忘れた情報を補ってもらうと良いでしょう。

文責:東本 杏一

脳腫瘍が疑われる症状がある方や、脳ドックなどで再検査が必要とされた方で診察をご希望の方は、予約センターにてご予約をお願いいたします。また、他院からのご紹介患者さまも受け入れております。

東本医師の外来日
月曜午前 脳神経外科一般外来 / 水曜午後 脳腫瘍専門外来となります。

亀田クリニック 予約センター
04-7099-1111
※8:00~17:00(第3土曜・日曜・祝日を除く)
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