Social networkによる水平統合

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チームネットワーク

キーワード

水平統合、Medical Care Station、SNS

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○専攻医3年目・宮本先生のポートフォリオでした。
 これまで医療や介護の施設間で情報伝達の難しさがあることが指摘されている。今回、当院の在宅医療に対してMedical Care StationというSNSを利用することで、場所、時間、記録の壁を乗り越え、リアルタイムで情報を共有することを目指すことにした。
 現在、Medical Care Stationのトライアル中であるが、誰が患者様の情報を確認するかといった課題が明らかになった。午後拘束が1日1回内容を確認することといったルールを作ることで対応した。胆管がんの症例で実際に訪問看護と数回やり取りをしたことを話され、今後、他事業所との連携の予定を共有された。
 ディスカッションでは、Medical Care Stationに対する各自の使用感や期待が話し合われた。場所や時間の壁を乗り越えられる方法として期待される一方、医師が返信しなければならないなどの負担感に繋がらないかといった心配があがった。今後、医師側にもメリットが感じられるWin-Winな方法でMedical Care Stationが利用できることが望まれる。

文献
 太田智晴. 「在宅医療はチームプレイ」、甲府市を変えたのはiPadとビジネスチャットだった. https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4050/Default.aspx

このサイトの監修者

亀田ファミリークリニック館山
院長 岡田 唯男

【専門分野】
家庭医療学、公衆衛生学、指導医養成、マタニティケア、慢性疾患、健康増進、プライマリケア・スポーツ医学