土曜日の手術日

  1. 腹腔鏡下仙骨腟固定術 (子宮温存)
  2. 腹腔鏡下膀胱腟ろう根治術 (大網充填)
  3. 尿道スリング手術
  4. 経尿道的膀胱結石砕石術
  5. TURBT
  6. HoLEP
  7. 右尿管ステント留置、左腎瘻造設術  (医原性尿路損傷)

合計7件の手術が行われました。
土曜日に手術を行うことで、週末を利用し、仕事に支障がでないなどメリットは大きいと思います。当院の手術件数も増加し、土曜日に手術をすることで待機時間を短くすることができます。

尿道スリング手術は前日入院(PCR検査)、手術、翌日退院と2泊3日の最短で退院されています。
LSC(腹腔鏡下仙骨腟固定術)は子宮を切除することなく(子宮温存)、修復しました。子宮を温存する方法、子宮上部切断する方法などいろいろなオプションがあり、それぞれ希望や、病態に合わせた選択肢ができるようトレーニングが必要です。2泊3日の入院期間でした。

膀胱腟ろうは、他院で、腹腔鏡下膀胱腟ろう根治術のあと再燃し、経腟的にMartius Flapでの閉鎖術を施行された方でした。今回は3度目の手術とのことで、腹腔鏡での治療を選択しました。腹腔内の癒着があり、2時間癒着剥離を行いました。瘻孔切除し大網を充填し術後経過良好です。腹腔鏡での癒着剥離はつらいと思うか、癒着?離ができる機会をうれしいと考えるか術者次第です。術後9日目に退院となりました。

さらに本日は、子宮筋腫の手術後の尿管損傷のため、ステント留置と腎瘻造設を行いました。エネルギーディバイスによる尿管の熱損傷と考えられました。手術方法やディバイスの使い方など課題であると思います。

若手医師の教育に熱が入ります。

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高橋医師

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忽滑谷医師

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西川医師

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土井医師

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尼崎医師

このサイトの監修者

亀田総合病院
泌尿器科部長 安倍 弘和

【専門分野】
泌尿器疾患一般 腹腔鏡下手術