ご挨拶

泌尿器科部長・内視鏡センター長:安倍弘和

『ようこそ!亀田総合病院 泌尿器科へ!!』

亀田総合病院は、鴨川市に位置し外房線、内房線の終着駅で、東京からは公共機関で約2時間30分です。人口約3万人の海あり山あり、自然に囲まれた良き田舎町です。Kタワー13階レストランからは太平洋を眼下に一望できる『オーシャンビュー』ハワイを思わせるきれいな海岸線が広がります。また、一歩山側に入れば、文化的景観で知られる美しい大山千枚田がひろがり、猿、イノシシ、シカなどの野生動物とも遭遇する自然豊かな町でもあります。

亀田メディカルセンター南房総地域の拠点病院としては機能しています。許可病床917床、診療科34科、医師数約500名と大規模な医療体制を取りながら、その専門性を協調し合い、最終的に高度な医療が患者さんに提供できる病院は、世界的にも珍しいのではないかと感じています。このため、他の医療機関で診療できない患者さんも多数来院されます。

泌尿器科でも高い知識と経験が要求され、特にご高齢の方へは、低侵襲治療かつ合併症を起こさず、帰宅頂く必要があります。幸い優秀なスタッフに恵まれ、カンファレンスを通じた情報共有と治療方針の選択は、機能的に働き、各スタッフのスキルアップはもちろんのこと良い医療につながっています。都市部での細分化された専門分野だけを取り扱う泌尿器科が多い中、専門性を高めつつ、generalistとして、患者さんの困っていることに手が届くような専門医育成を目指しています。 

具体的には、毎週行われるカンファレンスで症例をプレゼンテーションし、適切な判断が下せるよう討議します。医療安全面だけでなく、情報共有と治療戦略を組み立てるスキルアップに役立ちます。また、当科の低侵襲手術は、腹腔鏡、内視鏡共にプロを育てるコーチ陣がサポートしています。腹腔鏡手術、内視鏡手術は全国的にも件数が多く、習熟する機会に恵まれます。Hands-on-trainingを繰り返し、プロの外科医が育ちます。

臨床にしっかりと向き合い、その中で生まれた疑問、調査、改善などをベースに臨床成績や症例報告など新しい亀田メディカルセンターのエビデンスを学会で発表します。学会発表など学術的な側面からさらに臨床に還元し高い医療を提供できると考えています。

交流面では東京泌尿器研修協議会(旭中央病院、癌研有明病院、JCHO東京新宿メディカルセンター、国立癌センター中央病院、聖路加国際病院、虎ノ門病院、亀田総合病院)で定期的な研修会に参加します。若いDr.の教育や交流の機会があり、とても刺激になると評判です。

当科の特徴にもありますが、『人』を大事に家族のような泌尿器科の一員として働いてみませんか?