土曜日の診療
本年度最後の土曜日手術
腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)3例、腹腔鏡下腎摘除術1例、HoLEP1例、経会陰式前立腺生検2例、尿管ステント交換1例
金土日を利用した入院希望の方にはとても良い手術枠であると思います。東京や近郊からも利用されます。
【ステップアップ!】 深貝 隆太郎 医師
中薗 実 医師
深貝隆太郎医師は2022年4月から亀田総合病院泌尿器科プログラムの一環で沖縄県立中部病院へ異動になります。当院1年間のトレーニングで手術手技の一つ一つを丁寧に表現してくれるようになりました。本人はまだまだと謙虚ですが、期待以上の成長を遂げてくれています。うれしい瞬間です。少し寂しくもありますが、いろいろな施設や地域での経験は何事にも代えがたいものです。これからの益々の成長が待ち遠しく思います。
【腹腔鏡下仙骨腟固定術】
1年前にLSCを施行された症例です。前方メッシュ、高位腹膜縫合が施行されましたが、小腸瘤の再発です。腹膜を高い位置で縫合していてもヘルニア門が開いていると、腹膜は伸び、落ち込んできます。
伸びきった腟壁を形成し、メッシュを充填しつつダグラス窩から再度小腸が落ちてこないよう工夫を凝らします。術前の診断と適切な術式選択も重要ですね。
腹腔鏡下仙骨腟固定術(LSC)は、ERAS管理にて膀胱留置カテーテルは入らないため術後3時間で歩行され、トイレで排尿されます。2泊3日の入院でした。
ダグラス窩が落ち込んでいる様子
吉田 有希医師
【HoLEP】
頻尿で悩まれて昨年12月に当院を受診され、α1ブロッカーがとても効果があると言われていました。
初診時【IPSS】5443503=24 α1ブロッカー処方
→ 【IPSS】5440523=23
切迫感がなくなったことをとても喜ばれましたが、依然ハイスコア!
手術後3日目には「絶好調!」とのお言葉でした。
【腹腔鏡下腎摘除術】
8cm大のひだり腎腫瘍です。
脳出血のため、半身不随、亀背があり体位の確認が術前必要になります。
麻酔科Drによる術前チェックもクリアし、手術時間が長くならないよう、出血しないよう対応します。手術時間は2時間、出血量は微量でした。
忽滑谷 悠仁 医師 藤川 正弘 医師
このサイトの監修者
亀田総合病院
泌尿器科部長 安倍 弘和
【専門分野】
泌尿器疾患一般 腹腔鏡下手術