2016年12月12日【HoLEP LIVE in Kamogawa】 〜聖路加病院 遠藤 文康先生をお迎えして〜

聖路加国際病院 泌尿器科 遠藤 文康先生を亀田メディカルセンターに招聘しました。
遠藤先生は前立腺肥大症手術のトップアスリートで知らない泌尿器科医はいないでしょう。
12/11「懇親会」、12/12「HoLEP LIVE」と「ミニレクチャー」を頂きました。

前立腺肥大症は50歳から増加し、65歳以上で約60%の罹患率とされています。薬剤メーカーの開発に力が入るのは大きな市場を捉えてのことと理解できます。薬で前立腺肥大症の治療を完結できるかのような錯覚に陥っている泌尿器科医も少なくありません。手術技術が上がれば上がるほど、患者さんの喜ぶ顔が返ってきます。手術技術が未熟であれば、悲鳴を聞いても助けてあげられません。自身の手術技術によって提供できる医療の幅が大きく変化します。当たり前のことを書いていますが、どれほどの外科医がトップアスリートのLIVEを観ることができるのでしょうか。若い時に、刺激を沢山受け、沢山手を動かし、身体に染みこませる事が必要と感じています。
今回の遠藤先生の手術手技のひとつひとつ、手術手順、手術される姿勢やさりげない気配りなどなど、簡単そうに見え、美しく誰にでもできそうに感じます。
若手・オヤジスタッフにとても良い刺激になりました。手術以外にもモチベーションを保つ秘訣など、先生の人柄に触れないと知らないことも沢山プレゼントして頂きました。

あらためて、トップアスリートの先生方の手術を観て学ぶことの重要性を再認識しています。

161215img1.jpg161215img2.jpg161215img3.jpg

このサイトの監修者

亀田総合病院
泌尿器科部長 安倍 弘和

【専門分野】
泌尿器疾患一般 腹腔鏡下手術