亀田メディカルセンター｜亀田総合病院 泌尿器科【K style, The road to UroMaster】

志賀です。初めて投稿します。泌尿器科学会は全国総会以外に、東部・中部・西部の3地区毎にも年1回総会があります。今回は10月7日〜10日に青森市で開催された第81回東部総会にパネルディスカッション「上部尿路結石治療の最新技術」というテーマでパネリストの一人として講演してきました。

私は日本泌尿器内視鏡学会の上部尿路結石内視鏡治療標準化委員会の委員でもあるため、最近しばしば尿路結石手術に関する講演依頼を受けます。大変ありがたい事でありますが、日々の忙しい臨床の中で講演→依頼→また講演→また依頼と続くため年中休む暇がありません。今回依頼を受けたのが6月の下旬でしたが、このころは翌月の日本尿路結石症学会のシンポジウムとディベートセッションの二つの講演発表準備で大忙しのころで、事前登録する今回の発表抄録はたったの2日で作りあげました。

とはいえ、好きでやっている分野ですから本番の講演準備は万端です。発表前日の10月8日午後に現地入りし、夜のレセプションでは大間の本マグロ解体ショー（マグロを食べ過ぎてしばらく見たくありません）やホタテつり、東北6県の地酒を堪能しました。こういった懇親の場では多くの先生方と懇意になり、お堅い学会場では語れない本音トークも聞けて大変勉強になります。偉い先生も結構気さくに答えて下さります。是非みなさんもどんどん参加してみるよいと思います。

さて翌日は事前ミーティングも早いので、酒もほどほど、縁もたけなわ、山盛りに残ったマグロに未練を残しつつ会場を去り、ホテルの自室にて発表時間の10分におさまるよう3回ほど練習し床につきました。（以前これで学会で賞を頂いてから私のルーティーンなのです）発表本番は参加者も多く、著明な先生方からのご意見も賜り発表した私も大変勉強になり会を終えることができました。最新技術を語れるほど偉くもないのになぁと自分を諫めつつ、依頼されている来月の講演準備にとりかかるのでした。また苦しい日々が始まってしまいました・・・。

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亀田総合病院 泌尿器科部長(アクセス外科担当)
志賀 直樹