【チーフレジデントから】ロンドン Imperial College London留学へ

チーフレジデント:小森 ひろか

英国に向けて家族で出国します。

この度、内科医の主人と共に少し英国で勉強させていただけることになりました第2子育児休業中の小森です。
「Imperial College London」では、「Master in Surgical Education」ということで、外科領域における医学教育の方法論を学ぶ予定です。基本的には現地の外科医が日常の臨床と並行して2年間かけて学ぶ内容をoversea studentということで1年に圧縮して行ってきます。例年1〜3人程そのようなoversea studentがいるようで、去年はカナダの指導医クラスの一般外科医がいました。小生はまだ専門医取得したばかりで、産休育休もあり、技術的にはとても指導の立場にたてるような状況に無いことは十分承知してはいますが、海外では外科系チームの臨床力、安全性、教育力を高めるために、そういった教育の方法論を学んだ人が、チームに加わり技術の伝達を助け、客観的評価を行っているとのことで、この機会に私も少しそのような役割をできるようになれればと思い勉強することにしました。
また、当科では腎移植の新規導入を目指しており、Cambridge University Addenbrookes Hospitalで、腎移植の勉強もしてこれたらと思っています。
先日は、お忙しい中、亀田泌尿器科チームの先生方、これからチームに加わってくれようとしている研修医の先生方にも壮行会していただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私の泌尿器科ライフ、というかここ7年の私の公私共々の成長を、楽しい時も迷える時もいつも一番近くでいてくださった皆さんの温もりを感じ、じんとしてしまいました。自分で決めた道なのに、今いざ出国となると、皆を離れて心細く、寂しさに見舞われている次第です。
でも人は人がいるから頑張れるのでしょうか。その時の写真をみると、不安にかられている場合でなく、しゃんとしていっぱい吸収してこなければと、背筋が伸びる思いです。
子連れ渡航にて、落ち着くまでまた時間かかるかとは思いますが、色々な学びを皆さんと共有できたらと思っています。
いってきます!

このサイトの監修者

亀田総合病院
泌尿器科部長 安倍 弘和

【専門分野】
泌尿器疾患一般 腹腔鏡下手術