「Dr.Moody's round conference.」 vol.2

浸潤性膀胱癌、腹膜播種、恥骨転移、骨盤内再発でイレウスの患者さん。現在の症状は嘔気、嘔吐、恥骨浸潤による疼痛。緩和ケア科、放射線治療のサポート治療中。
疼痛・不穏への治療は

  1. 局所放射線治療
  2. フェンタニル、リリカ
  3. リスパダール

にてコントロールは、良好。

「嘔吐」に対してのディスカッション。

本日のDr.Moody のワンポイントアドバイス

BSC(Best Supportive Care)では苦しみを取ることだから、セデーションの選択肢についてアドバイスを頂く。意識があることで苦痛を伴い、不穏を増強、手足を拘束されている状況は確かに人間の尊厳が守られていない感じがする。 いちはやく家族と相談しセデーションの導入を検討する必要有りか。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
泌尿器科部長 安倍 弘和

【専門分野】
泌尿器疾患一般 腹腔鏡下手術