頚椎椎間板手術の準備状況

米国では2007年にFDAにより承認を受け、年間10,000例以上の頚椎人口椎間板置換術が行われていますが、これは頚椎前方手術の約5%と報告されています。
亀田総合病院 脊椎脊髄外科でもTDRの準備を進めています。
すでに所定の頚椎人工椎間板セミナー、手術見学を終了し、現在亀田総合病院 臨床倫理委員会で書類審査中です。
従来の前方除圧固定術よりも手術手技の難易度が高く、インプラント関連合併症が発生することが危惧されるため、当院でも慎重に手術を開始したいと考えています。
導入予定のインプラントは、Medtronic 社「PRESTIGE LP Cervical Disc システム」です。

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療