亀田総合病院 脊椎脊髄外科で研修して:小原 亘太郎先生

私は後期研修医として2018年度に亀田総合病院の脊椎脊髄外科で研修をさせていただきました。
初期臨床研修を終え、東京女子医科大学脳神経外科に入局してからは一般脳外科医として脳卒中や頭部外傷などを中心に診療しておりましたが、ある時から、脳だけでなく脊椎脊髄についても学び、自分の診療の幅を広げたいという思いが沸き起こり、亀田総合病院へ出向させてもらうこととなりました。

亀田総合病院の脊椎脊髄外科の魅力の一つは、受診される患者さんの数が多いことが挙げられると思います。日々、新しい患者さんを診察していくことで、脊椎脊髄外科医としての診断能力を向上させることができ、豊富な手術件数は外科手術スキルの上達にもつながると思います。私は脊椎脊髄外科初心者で研修を開始しましたが、1年が経つ頃には第一助手はもちろん、術者としても非常に多くの経験を積むことができました。

二つ目の魅力は働きやすい環境だと思います。脊椎脊髄外科初心者であった私は事あるごとに先輩医師や部長に様々な質問や相談させていただいておりましたが、どんな時でも快く応じていただき、とても感謝しております。また、外来・病棟・手術室などの病院スタッフも非常に協力的で、多くの患者さんを診療していく状況でも仕事が円滑に進められました。特に手術室スタッフは意欲的で、経験値も高く、手術の際の器械出しの動きなどとても洗練されていました。

その他の魅力として、末梢神経障害に対する診断・手術についても学べること、豊富な症例を活かして学会参加も積極的にできること、定期的に行う抄読会で様々な知識・最新の知見を得る機会があること、そして南房総の地域医療としても非常にやりがいがあることも挙げられると思います。(鴨川の夏も最高です!)

末筆ではございますが、このホームページをご覧になっている先生方が、亀田総合病院で脊椎脊髄外科医としてご活躍されることを心より願っております。


研修期間:2018年4月〜2019年3月
小原 亘太郎先生(東京女子医科大学 脳神経外科)

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療