亀田総合病院 脊椎脊髄外科で研修して:高野 裕樹先生

私は医師5年目の時に1年間研修させていただきました。最初は全く分からず、病態や患者さまの訴えと診察所見、画像所見を結びつけるのに苦労した記憶があります。3ヶ月くらい経った頃からだんだんと分かるようになり、1年経つと脊髄の診療に対する苦手意識はなくなりました。手術に関しても開閉創は勿論、バルーン椎体形成術、経皮的スクリュー固定術、椎弓切除術や椎弓形成術は術者として経験を積むことが可能であり、固定術や難しい再手術症例、脊髄腫瘍、キアリ奇形など希少疾患についても全国から患者さんが訪れるため数多く経験できます。脳外科医として一般市中病院で遭遇するような脊髄疾患については抵抗なく治療することが出来ます。また脳外科専門医試験の脊椎分野は、亀田の研修以外は全く勉強せず臨んでも問題ありません。1年間血管障害などに触れないことも心配不要でありその後の自分次第でブランクなく市中病院で働くことが可能です。現在私は脳血管内専門医を取得し、血管内治療を専門にする傍ら、脊髄外科認定医の取得も目指しております。

亀田の魅力は十分な症例数、上級医によるしっかりとしたバックアップ体制、魅力溢れる自然だと思います。都会からのアクセスも悪くなく、私自身もオンコールではない時は都内に出ることが多かったです。病態を考える能力を身に付けたい方や患者さんを目に見える形で良くしたい方には特にお勧めです。是非亀田脊椎脊髄外科での研修を体験してみて下さい。


研修期間:2017年4月〜2018年3月
高野 裕樹先生(東京女子医科大学 脳神経外科)

このサイトの監修者

亀田総合病院
脊椎脊髄外科部長 久保田 基夫

【専門分野】
脊椎脊髄疾患、末梢神経疾患の外科治療