ESPEN2019参加報告

当院のリハビリテーション科では栄養管理にも力を入れています。これまでも臨床栄養に関する研究をいくつか行い、日本静脈経腸栄養学会(JSPEN)、American Society for Parenteral and Enteral Nutrition(ASPEN)、European Society for Clinical Nutrition and Metabolism(ESPEN)などで発表しています。今年のESPENでは当院からリハ科医師と管理栄養士が発表を行いました。開催地はポーランドの古都であるKrakowでした(Krakowは世界遺産初年度に登録されたということで、ヨーロッパでも特に美しい市街でした)。

ESPENは欧州の学会ではありますが、アジアからの参加者も多くみられます。プログラムとしては、教育講演やシンポジウム、一般演題から構成されています。症例報告などの臨床テーマから、基礎研究まで様々な発表がされていました。「リハビリテーション」に関連した報告も散見されました。日本だけでなく、海外でもリハビリテーションにおける栄養管理への関心が高まっているようです。

当院では今後も、リハビリテーションの効果を最大にするための様々な取り組みを進めていきます。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
リハビリテーション科部長 宮越 浩一

【専門分野】
がん、脊髄損傷、脳卒中、小児疾患、高齢者のリハビリテーション