第91回日本感染症学会総会で発表! その4

2017年4月6日〜8日の期間に東京で行われた、第91回日本感染症学会総会・学術集会で、主任部長青島、部長代理中島、田中、城下が発表しました。青島は、口演:呼吸器感染症1の座長を務めました。

本稿ではその4として、城下医師の発表について報告します。

城下は「BLNAR肺炎と非BLNAR肺炎の臨床像の比較:単施設後ろ向き観察研究」を発表し、「BLNAR肺炎と非BLNAR肺炎において検査所見や重症度に差を認めなかった。」という内容を述べました。

会場からは「子供とのシックコンタクトとの関係は調べていますか?」という質問があり、城下は「確かに先行研究では子供とのシックコンタクトがBLNAR肺炎のリスク因子であるという研究はありましたが、後方視的検討のためデータの欠損が多く、今回は調べることができませんでした。」と返答しました。

城下は、「日本における肺炎の抗菌薬選択においてはBLNARに対するカバーをどのようにするかを考える場合があります。今回の研究結果を生かして初期治療抗菌薬を決めていきたいです。」

*亀田総合病院呼吸器内科は出身大学に関係なく、様々なバックグラウンドの医師が、それぞれの目標に向かって、診療に取り組んでいます。当科は、後期研修医とスタッフを募集しております。見学は随時受け付けておりますので、ご興味のある方はいつでもkei.7.nakashima@gmail.comにお問い合わせ下さい。

(↓決めポーズをしております(笑))

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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患