ニューモシスチス肺炎研究会 中島医師と大槻医師が発表 その1

2015年9月12日に東京で行われたニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia:PCP)研究会で中島医長と大槻医師が発表しました。

PCP研究会は、日本で唯一のPCPに関する研究会で、全国からPCPの専門家が集まり、症例報告や最新知見についてディスカッションを行う研究会です。


当科では、非HIV患者のPCPについて、リウマチアレルギー科・臨床検査部と共同研究しており、中島医師はレトロスペクティブコホート研究2題、大槻医師は症例報告1題を発表しました。


中島医師は、1題目の演題として、「非HIVニューモシスチス肺炎における胸部CT所見と予後の関連」を発表し、「非HIVニューモシスチス肺炎においては、Type A(小葉に区切られたスリガラス陰影)の方が、Type B(小葉と無関係のスリガラス陰影)よりも重症度が高く死亡率が高い。」と結論を述べました。

会場からは、「Type Aの方が、画像的にも、強い炎症が生じていると想定されるため、今回の結果は理解可能である。興味深い知見であり、是非論文化を頑張って欲しい」とコメントを頂きました。


中島の2題目の演題と、大槻医師の症例報告は事項で記載します。


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このサイトの監修者

亀田総合病院
呼吸器内科部長 中島 啓

【専門分野】
呼吸器疾患