高橋知子医師が大腸肛門機能障害研究会において奨励賞を受賞しました

9月15日開催されました第24回大腸肛門機能障害研究会において亀田総合病院からは3題の発表を行いました。このうち高橋知子医師の発表「多施設共同研究:便失禁に対するBiofeedback療法の有用性について」に対して研究会奨励賞が与えられました。

バイオフィードバック療法とは身体の動きを電子機器に介して視覚や聴覚または触覚などを使って認識し、運動機能の回復を目指す治療手段であり、多岐にわたる疾患の治療として用いられています。排便機能においては便失禁や一部の排便困難の治療に使用されます。しかしながら日本ではまだ保険が通らない治療法でもあります。今回研究会をあげてこの治療法の有効性を明らかにして保険収載を目指そうという動きがあり、高橋医師が代表として研究計画を発表しました。今回の受賞でこの分野に従事する医療者からの熱い期待が感じられました。現在、研究計画を慎重に行っております。治療の必要な方がどこにいてもスムーズに治療が受けられる日がきますように活動していきます。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器外科部長 高橋 知子

【専門分野】
肛門疾患、排便機能障害、分娩後骨盤底障害