Kathe Wallace先生による『Female Pelvic Floor Evaluation Education and Exercise?External Techniques for Orthopedic and Urogynecological Conditions』に参加してきました

亀田クリニック、亀田京橋クリニックでバイオフィードバックや骨盤底筋リハビリを担当している平井菜穂理学療法士が骨盤底機能の第一人者であるKathe Wallace先生による骨盤底筋群の評価と治療セミナーに参加してきました。以下、平井の報告です。


2017年1月10日〜12日フィジオセンター主催の骨盤底機能の第一人者であるKathe Wallace先生による『Female Pelvic Floor Evaluation Education and ExerciseーExternal Techniques for Orthopedic and Urogynecological Conditions(「運動器疾患及びウロギネコロジー疾患に対する骨盤底筋群の評価と治療」セミナー)』に参加してきました。
今まで理学療法の分野でも骨盤底筋群は、触れてはいけない場所として介入してこなかった分野かもしれません。しかし、骨盤底筋群の筋層は内閉鎖筋といった股関節、恥頸筋膜や靭帯は骨盤帯と関連しており、骨盤底筋群の評価と治療を学ぶことは、現在保険収載されている運動器疾患の患者さんにも有用であること、また、理学療法士が得意とする姿勢、呼吸そして腹壁の機能などの筋骨格系の問題を考慮することは骨盤底筋群の表層評価の一部として重要であることを学びました。また、ウロギネコロジー(女性の尿失禁、骨盤臓器脱、骨盤帯疼痛)、結腸直腸の問題(便秘と便失禁)、そして性機能(産後の機能回復と性交痛)に関する知識も学びました。より専門的、より全身的な理学療法を提供できるよう努めていきたいと改めて思いました。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
消化器外科部長 高橋 知子

【専門分野】
肛門疾患、排便機能障害、分娩後骨盤底障害