vol.9 "ACPが保険でカバーされるなら、ACP実施者は研修を受けるべき"

"ACPが保険でカバーされるなら、ACP実施者は研修を受けるべき"
マウントサイナイ医大のDr. Diane Meierは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の話し合いが保険でカバーされることは、素晴らしい前進であるが、これを行う医療者は適切な研修を受けるべきであると問題点を指摘。一方、ACPの話し合いが保険でカバーされることは、積極的治療の希望者を意図的に治療差し控えの方向に誘導するため、この法案に反対する者も勿論ある。現時点では医師、ナースプラクティショナー(NP)、フィジシンアシスタント(PA)が保険診療カバーの対象であるが、その対象をソーシャルワーカーや他の研修修了者も含めるべきとの意見もあるようです。米国における"ACP法案"の今後に注目です。ちなみに、保険でカバーされる話し合い回数の上限設定はないそうです。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和