vol.8 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)

米国では2016年度からアドバンス・ケア・プランニング(ACP)の話し合いに診療報酬がつく決定がなされたようです。米国では、国民の大半が終末期に自分が受けたい医療について医師とフランクに話し合うことを希望しており、それを行った場合では行わなかった場合と比較して、患者のQOLが有意に向上することが示されており、今回の診療報酬制度が実現したようです。日本では、終末期医療に関する話し合いを積極的に希望する人は米国よりかなり少ないと思いますが、希望する患者には、米国に習い診療報酬の形でACPを支援していく仕組みが待たれます。

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和