【活動報告】フェニックスAAHPM通信 その6

TH332 After the Conversation: Electronic Health Record (EHR) Design for Dynamic Advance Care Planning (ACP)
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を電子カルテ上で以下に「見える化」して管理するか、というセッションでした。ACPは当然のこととして(参加者からは「もちろんコードステータスを確認されていない患者はいない」といった声もありました)、それをどのように単なる「データ」から使いやすい「情報」にするか、という議論でした。

【メモ】

電子カルテでのACPセクション基本的デザイン
 内容:カルテ記事、書類、コードステータス
 情報の入力:通常のワークフローの範囲内で行う
 情報の取得:1箇所にまとめるべき
電子カルテ開発の工程表(例)
 戦略を考える
  経営者を引きずり込む
  電子カルテにおける優先順位を理解する
  評価基準を計画する
  医療者の中の推進力を高める
 チームを組む
  情報技術担当者を引きずり込む
  デザインチーム:工程にかかる時間を試算してくれる
  多職種で
  実際の業務を含みながら
  リーダーシップを発揮する
 施設における優先順位を技術的解決法とリンクする
  電カル導入で患者満足度があがる
   医師と会話する患者がケアチームに信頼を置く
   =施設にとってよいこと
  電カルをテストする
  アップグレードを計画する
  柔軟性を忘れない

このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和