vol.39 「PZM21」

「PZM21」という化合物が、投与量を増やしても呼吸抑制を起こさない(起こしにくい?)オピオイドとして米国で研究開発中なのだそうです。最近5〜10年の北米を中心としたオピオイドの不適切使用による死亡件数の急増がこうした薬剤の開発の背景にあります。通常どのオピオイドにも必発の便秘もみられないのだとか。今後の開発経過に注目です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和