vol.38 「乳癌サバイバーにおける、上肢リンパ浮腫のリスク因子」

乳癌サバイバーにおける、上肢リンパ浮腫のリスク因子を探索した系統レビューです。明らかなリスク因子は、皮膚感染、上肢の炎症でありそれ以外の飛行機渡航、同側上肢での血圧測定、皮膚穿刺等は、リンパ浮腫のリスクとみなせるほどのエビデンスはないとの結果でした。。日常生活で何に気をつけていれば、リンパ浮腫の増悪を防げるのかは乳癌術後患者さんにとって非常に重要な情報です。引き続き、エビデンスの動向を見守りつつ、日常生活におけるリスク因子調整についてのサポートを行っていくことが課題です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和