vol.30 オピオイド(医療用麻薬)処方

米国で過去20年で"初めて"オピオイド(医療用麻薬)処方が減ったというニュース。
最近10年間で、米国ではオピオイドの乱用・誤用による死亡件数が増加し、大きな社会問題となっています。特に、慢性疾患へのオピオイド使用は、依存形成、乱用、誤用のリスクが上がるため、これまで以上に強力な注意喚起や処方制限などの対策がとられ、その結果が今回示されたとのこと。しかしながらオピオイドによる死亡件数減のデータはまだとのこと。米国のオピオイド事情は日本とはかなり異なりますが、参考になるところも多く今後の動向に注目です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和