vol.28 Good Death(良い死)

Good Death(良い死)とはどのような最期でしょうか?日本のGood Death 研究では、日本人の殆どが共通して望ましい最期と考える項目(10項目)と人によって重要度が異なるそれ以外の項目が明かにされています。この米国で実施された研究では、死に逝く患者は、家族や医療者と比較して、心理・社会・スピリチュアルな側面をより重要と考えており、医療者はこのことにもっと注意を払うべきだと指摘しています。この研究は、死に逝く患者からデータを直接?収集している点、患者、家族、医療者の3者で良い死の項目について比較している点でユニークです。日本でも同様の結果なのか、今後の研究に注目です。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和