vol.24 「米国研修医の約3割がうつ状態にあり、患者ケアに支障がでている?!」

「米国研修医の約3割がうつ状態にあり、患者ケアに支障がでている?!」
(The Journal of American Medical Association 2015/12/8号より)
米国の研修医の労働環境や抑うつ状態について、過去50年間分の調査報告をまとめたメタアナリシス研究です。医療者の労働環境が劣悪になると、ひいては患者ケアに悪い影響が生じてしまいます。3つの改善点(1つ目はメンタルヘルスケアの充実、2つ目は労働時間や負担を減らすこと、3つ目は医師研修制度を根本から見直すこと)が提案されています。日本の状況はどうでしょうか?
患者ケアを考えると同時に、自らのケアや労働環境の在り方を考えていく必要がありますね。

(関根)

このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和