vol.23 「事前指示(AD:Advance Directives)は救急医の負担を減らす」

「事前指示(AD:Advance Directives)は救急医の負担を減らす」〜全米300人の救急医への調査から〜
様々な医療制度上の制約のなか、どこまで救急治療を施すのが患者、家族にとって善いことなのか、悩ましい現場の最前線にいるのが救急現場の医療者です。この記事によると、約3分の2の救急医が仕事上の負担感から、仕事を辞めたいと考えたことがあるとのこと。この調査では、患者、家族のケアの質を高め、自らの負担感を減らし、医療コストも削減できる?鍵となるのが、事前指示が救急搬送時にアクセスできることであると。ほぼ全員、約9割の救急医がこれに賛成してます。
日本の救急現場はどうでしょうか?日本における同様の現状調査が待たれるところです。

(関根)

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このサイトの監修者

亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一

【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和