【活動報告】アウト・リーチ活動
11月13日は今年度最後のアウト・リーチ活動日でした。
事例は、写真にもありますが2事例。具体的に声をかけるのに困った事例について話あいました。3年間の勉強会とグループワークの総括に当たるような展開となりました。
下顎がん患者様が自分の容姿が変形していく姿を鏡で見ながら「こんな風になってしまった・・・」と話されたとき、そばにいるスタッフは、どんな言葉をかけて良いのか、どんな対応をすればよいのか・・・とても悩まれたことだと思います。
その時に担当していなかった病棟スタッフも、自分だっだらどうするだろうか、どう声をかけるだろうか、当事者の立場に立ったり、またスタッフとしてどのように振る舞えばよいのか・・・活発な意見が出て盛り上がりました。
3年間の勉強会、グルーブワークを通じて(症状マネジメントを十分に行った上で)何もできなくてもそこに居続けることができるようになっていることが垣間見ることができました。また、日常生活を支えるケアさん達の視点は、ケアさん達ならではのもので、患者さんの生活を支えていることが伺えるコメントが多く出ました。
私たちの癒しの時間が終わってしまうのは残念ですが、また来年度に向けて・・・検討していきたいと思います。
(千葉)
このサイトの監修者
亀田総合病院
疼痛・緩和ケア科部長 関根 龍一
【専門分野】
病状の進行した(末期に限らない)癌や癌以外のあらゆる疾患による難しい痛みのコントロール、それ以外の症状の緩和